今回の小ネタ集は前回そこそこ好評だったユニットの由来に引き続き、更に少し掘り下げてスキル名の由来にもせまってみました。
コメント欄での情報提供などもお待ちしております。
目次
小ネタ集
掲載している小ネタ同士の関連性は特にありませんので、気になったものだけ気軽にご覧いただければと思います。
【小ネタNo.9】歴史や故事からの由来(ユニット編)
古代の歴史や宗教、神話、故事にまつわるもの等が由来となっていそうなユニットを今回もピックアップしてみました。
ユニット | 由来・逸話 |
---|---|
アンブロシア |
「不死」を意味するギリシア神話に登場する神々の食べ物「アムブロシアー」が由来です。 神話に登場するアキレウスは、これをアキレス腱部分以外に軟膏として塗り、不死身の肉体を手に入れたそうです。 何百年も生きているアンブロシアならではの名前ですね。 |
メラ、ニクス |
メラの由来と思われるヘーメラーは、ギリシア神話に登場する昼の女神であり、 ニクスの由来と思われるニュクスは、ギリシア神話に登場する原初の神で、夜の女神です。 この2人の神はそれぞれ昼と夜をもたらすとされ、表裏一体の存在であることから間違いないと思います。 また互いのどちらかが世界を巡っている間、世界の西の果ての館を共有しているという逸話からアンブロシアの館を連想させますね。 |
スピカ |
おとめ座で最も明るい1等星が由来。日本では真珠星とも言われています。 スピカは、ギリシャ語で「尖ったもの」という意味があり、おとめ座の女神が片手に持つ麦の「穂先」を意味します。 英語読みでは、「スパイク(Spike)」の語源にもなっています。 |
シルマ |
姉のスピカと仲良しな存在であることから、おとめ座の星「シルマ」が由来であることは確実でしょう。 スピカ念装の名前が「双星の想いは募り」となっていることからも裏付けられます。 おとめ座の女神の長くひきずった衣のすそ部分を表しており、シルマ(痕跡)か、シレイン(ひきずる)をラテン語化したものと考えられているそうです。 |
デネブ |
白鳥座で最も明るい1等星がデネブです。 こと座のベガ、わし座のアルタイルとともに、夏の大三角を形成していることでよく知られています。 西暦1万年頃には北極星になるとされていますが、この話を占星術師の最高峰に相応しいという理由でつけたかまでは謎です(笑) |
クリーマ |
気候という意味の英語「climate」、ラテン語「clima」であり、 スペイン、イタリア、ドイツ語ともにクリーマと発音していることからこの語源がそのままの由来のようです。 |
レティシア |
ラテン語では「ラエティティア」となり、ローマ神話の「喜び」「幸運」「成功」「繁栄」の女神とされていますが、 有名な神話などには存在せず、ローマ帝国で使用されたコインなどお祝いのために擬人化された架空の神のようです。 風や大地が奏でる旋律を聞いて、ひとり楽しんでいるという謎めいたダークエルフっぽさを感じます。 |
【小ネタNo.10】歴史や故事からの由来(スキル編)
古代の歴史や宗教、神話、故事にまつわるもの等が由来となっていそうな「ベルセルク」、「羅刹」のジョブが持つスキルをピックアップしてみました。
このベルセルクと羅刹が持つスキル名は、ヒンドゥー教の神、インドの神(ヒンドゥーの前身)、北欧の神が由来となっているものが多いようです。
ちなみに、ドラゴンナイトのジョブ名もインド神話が由来となっていたりします。
※ルドラ(インド神話の暴風神)、ヴリトラ(インド神話の巨大な蛇の魔神)、ガルーダ(インド神話の神鳥。金翅鳥)
ジョブ名 | スキル名(由来・逸話) |
---|---|
ベルセルク |
シヴァの逆鱗(ヒンドゥー教の3柱の主神の1人) カーリーの投斧(ヒンドゥー教の血と殺戮の戦いの女神。シヴァの妻) ガネーシャの倒破(ヒンドゥー教の富と商業の神) ラクシュミの抱擁(ヒンドゥー教の富と豊穣と幸運の女神) 命吸ハヌマーン(インド神話の猿の神。孫悟空のモデル) ヴァルナの恩寵(古代インドの最高神) 暴走アスラ(インド神話やヒンドゥー教の神族の総称) ラーヴァナの咆哮(インドの魔王。羅刹の王) |
烈火羅刹 |
ヘスティアの微笑(ギリシャ神話の炉の女神。十二神の一柱) カークスの剛腕(ローマ神話の巨人。火神の子) 進撃スルト(北欧神話の炎の剣を持つ巨人) ヘパイストスの鉄槌(ギリシャ神話の炎と鍛冶の神。十二神の一柱) アグニの眼光(インド神話の火神) 命脈ラークシャシー(インド神話の鬼神女性の総称) |
暁光羅刹(狂気のキューピッド) |
ルーの暴腕(ケルト神話の太陽神・光の神) 迫撃アテナ(ギリシャ神話の知恵、芸術、工芸、戦略の女神。十二神の一柱) ヘルメスの閃撃(ギリシャ神話の伝令神) ラケシスの鉄槌(ギリシャ神話の運命を測る三女神の一柱) ヘイムダルの眼光(北欧神話の光の神) 命脈ラークシャシー(インド神話の鬼神女性の総称) 瞬威クヴェーラ(インド神話の財宝の守護神。仏教四天王の毘沙門天と同義) |
蒼水羅刹 |
ヘスティアの微笑(ギリシャ神話の炉の女神。十二神の一柱) エーギルの剛腕(北欧神話の海の神) 進撃バアル(ウガリット神話の嵐と慈雨の神) 斉放ユミル(北欧神話の原初の巨人。閻魔大王と同起源) ユトゥルナの鉄槌(ローマ神話の噴水・井戸・泉の女神) ラーンの眼光(北欧神話の女神。エーギルの妻) 命脈ラークシャシー(インド神話の鬼神女性の総称) |
【小ネタNo.11】間違えやすいタガタメ用語
かなりどうでもいいネタですが、タガタメでは誤りやすい用語があり、誤字がSNSなどでも散見されます。
かく言う私もよく間違えます(笑)
そこでここでは、よく誤字を見かける用語を少しご紹介していきたいと思います。
- 「特効」
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属性特効、種族特効、大罪特効などで利用されている用語ですが、「特攻」と間違えて使用されている事が多いです。
確かに「特別な攻撃」の略語である「特攻」も相応しいような気もしますが、タガタメでは「特別な効果」の略語である「特効」が正しい文字です。
- 「真理念装」
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「心理念装」、「真理年装」、「真理念層」など…
漢字変換が面倒という理由もありそうですが、これも間違えて利用されている事が多い用語です。
想いの情景(=念)を装備する(=装)みたいなイメージですね。
- ジョブ名の「士」と「師」
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これは非常にややこしく私もよく間違えます!(苦笑)
風水師や占星術師、召喚師や天候師など「師」と記載するジョブが多いことから「魔道士」や「薬士」も「師」と記載しがちです。
また、「魔道士」や「鎧魔道師」の「道」を「導」としてしまうことも…。
- レーヴァテイン
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これはファンキルユニットですが、ちゃんと書けてる、あるいは、発音できてる人が結構少ないような気がします(笑)
これは「レヴァ」などと略されていることも間違いに拍車をかけているかもしれません。
「レヴァーティン」「レーヴァティン」「レヴァーテイン」ではなく、正しくは「レーヴァテイン」です。
まとめ・感想
今回は割愛しましたが、ジョブ名の由来なども調べているうちに私もいろいろと勉強になりました。
例えば、踊り子のエンチャントジョブでは、玉椿(椿の美称)、妖花(あやしい感じのする美しい花)、藤波(風にゆられて波のように揺れるさま)、花影(月などの光によって花の落とす影)、飛英(花びらが散ること)といった花にまつわる俳句や短歌の季語、万葉集で用いられてるような美しい日本文化を現わす言葉が用いられています。